2024.01.19
こんにちは。広報担当正木です。
今日は細野高原の山焼きについてお話を。
細野高原では毎年2月頃に山焼きを行います。
「山焼き」は細野高原を「草原のまま」維持するために必要な活動であり、江戸時代から毎年続いてきました。
なぜ?山焼きをするのか
「山なんて焼いたら環境破壊じゃないか!」とおっしゃられる方もいらっしゃると思います。
山に火をかけることは、当然自然を破壊する事になります。
そこに住んでいる生き物にとっては最悪です。
が、一定規模の山焼きであれば、すぐに次の生命を育む土台となります。
山焼きが行われる事によってあたりは焦土となりますが、灰は養分となり土を肥やします。
すぐに再生するほど生命力があります。
昔は茅、すすきなどの採草地として維持・活用するために行われていました。
今はその役割は終えているのですが、山焼きをしないとどんどん雑木が伸び、
森林化していきます。
草原には草原の生態系が存在する
森には森の生態系、草原には草原の生態系があり、草原の生態系は森の中では維持できません。
草原の生態系は絶滅危惧種が多いため、生物多様性の観点からも保護が必要になります。
人の手で山を管理し、草原を維持しているのです。
ある程度人の手によって管理しないと山は荒れていくものです。
私の家の近くでも放置された山に竹が繁殖し、荒れ放題の山があります。
手を入れないとどんどん荒れてってしまいます。
細野高原はやはり人によって管理することが重要なのです。
迫力ある山焼きを体感しよう!
危険が伴うであろう山焼きは、地元の方々の手で行われてきました。
皆さんにもぜひ山焼きの役割の理解や実際行っている様子を
見ていただきたいという思いもあり、昨年から観光コンテンツとして体感
できるようになりました。
山焼き体感会は2月10日
今年の山焼きは2月10日!
山焼き当日は一般車両の入場は禁止です。細野高原現地へのお越しはご遠慮ください
山焼きをぜひ見てみたいという方は事前予約が必要です。
人数に制限がありますのでお早めに❗
詳細は「東伊豆町観光協会」公式サイトからご確認ください。