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源泉かけ流しって何?
こんにちは。広報担当の正木です。
「源泉かけ流しって聞いたのに塩素臭がした」
そんな経験ありませんか?
そもそも源泉かけ流しって何だろう?って思いませんか。
一般社団法人日本温泉協会は、源泉かけ流しについて「新しい源泉を常時浴槽に注ぎ続けてあふれさせる状態」と定義しています。
出典:日本温泉協会「温泉用語解説」
「源泉かけ流し」「源泉完全放流式」などの表記がある場合、あふれたお湯を浴槽に戻す、浴槽内で循環させるなどの再利用は認められていません
「源泉かけ流し」は、源泉に対して温度調整のためのわずかな加水や加温、塩素消毒などの方法をとっています。
なお、源泉かけ流しでは泉質が変わるほどの加水は認められません。
温泉の施設や宿泊施設においてレジオネラ菌についてのニュースが時々流れることがありますよね。
お客様への健康被害等を考慮して多くの宿泊施設は塩素消毒やタンク内を60℃以上に設定をしたり、
こまめな清掃などをしてレジオネラ菌や雑菌が繁殖しないように努めているのです。
一方、源泉に対して加水、加温、塩素消毒などを行わない温泉は「源泉100%かけ流し」と表記することが可能です。
源泉が高温の場合、加水ではなく自然冷却用の貯水槽へ源泉を貯めたり、冷却パイプに源泉を通したりして温度を調整した源泉も源泉100%かけ流しとして利用できます。
ですから「塩素臭がした」からといって源泉かけ流しじゃない!とは言い切れないのです。
塩素臭がしても源泉かけ流しの定義、新しい源泉を常時浴槽に注ぎ続けてあふれさせる状態に
していれば「源泉かけ流し」と謳うことができます。
当館の自社源泉の温度は70℃前後となっており、安定供給のための温度調整は行っておりますが、
加水はしておりません。
また日々の清掃や若干の塩素も使用して安全に入浴できるように努めております。